ごあいさつ

Liu_01我々は生物学、医学の分野でインパクトの高い、革新的な発見を日々熱望しています。

RNA干渉(RNAi)とマイクロRNA回路はゲノム発現を通して様々な病理/生理学的プロセスに密接に関わっています。当研究室では、古典的な生化学的手法と遺伝学的手法、もしくは生物物理学的手法を組み合わせることにより、RNAiやマイクロRNAに密接に関わっている新規分子の同定、および、それら分子の詳細な役割を発見してきました。特に、R2D2、C3POといった分子が当研究室で同定され、注目を集めています。

睡眠、それはほぼ全ての動物で見られ、正常な脳の働きを維持するのに決して欠かすことが出来ないもの…という現象論的側面までは分かってきていますが、その睡眠を中枢神経系で制御する主要分子は未だ同定されていません。同様に、我々の感情の制御メカニズムといったものも分子レベルではほとんど未開の領域です。

我々の研究室では、RNAiで培った知識や経験を生かし、マウスを用いた遺伝学的スクリーニングと古典的生化学の手法、最先端の質量分析機器や神経科学的手法などをバランス良く組み合わせ、睡眠や恐怖といった分野で新たな分子の同定を目指しています。いつの日か、それらの新たな発見が、睡眠障害や恐怖に関連した精神疾患に対する創薬へと結びつくことを大いに望んでいます。

Qinghua Liu, Ph.D.(チンファ・リュウ)